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SDGs取り組み事例【6/20三菱電機】

©三菱電機

家電メーカーが取り組むSDGs

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家電メーカーとして確固たる地位を確立している三菱電機さん。

日本国内でもひと工夫した家電が多く、熱烈なファンを持つ家電メーカーでもあります。

様々な業種で試みているSDGs、家電メーカーはどのような試みが行われているのでしょうか?

家電メーカーという事で様々な関わりが想像されましたが、魚売りのための冷蔵庫に関する取り組みに関しては意外性と現地での努力が伺われ感動しました。その内容とは?

日本とも関わりの深いインドネシアでの取り組みです。インドネシアは日本の漁業を関りが深い国の一つで、減少傾向にはありますが日本のマグロ等の遠洋漁業との関りが昔から深い国です。日本の遠洋漁業の乗組員に日本の人員が少なくなった事から、昨今はインドネシア乗組員が日本の遠洋漁業の重要なスタッフとなっています。

 

インドネシアと家電

日本とインドネシアの保存事情

 

日本では、鮮魚を美味しく食べる為に昔から工夫が施され、鮮魚店に出向けば氷が敷き詰められており新鮮な状態です。地方に行けば今でも自動車に朝に仕入れた魚を積み込み、新鮮な魚を売り歩く光景が見られる地域もあります。遠くまで買いに行けない方や毎日新鮮な魚を求め、必要としている方にはとても嬉しい販売方法となっています。

ところがインドネシアでは、氷を作る為の冷凍システム、新鮮なままユーザーに届ける仕組みが不足していました。

日本では業務用の氷は日本全国にある漁協には安価な価格で大量に氷を販売する機械が設置されており、自宅で氷を製造しなくても気軽に氷が大量に必要なだけ変える仕組みが既に構築されていますが、インドネシアではこうした仕組みもない状態でした。

多くの人が魚が好きで新鮮な魚を届ける仕組みが出来ている日本では、魚の鮮度には販売業者もユーザーも敏感なもので少しでも鮮度が落ちていると苦情が出るほどですが、インドネシアでは時に輸送中に鮮度が落ちてしまい、ユーザーが購入した時点で腐ってしまっている事もあり、食中毒になってしまう事も珍しくない状況だったそうです。それが日常といった状況。それを見た三菱電機さんは、この問題を家電メーカーとして解決出来ないだろうか?と考え始めるのです。

 

SDGsに対する熱い思い

インドネシアで新鮮な魚の流通を

 

インドネシアでの鮮魚が海で取れてユーザーに届くまでの最も大きな問題は「冷やしていない」という事でした。魚が腐りやすいという事は多くの人が認識しているでしょう。ところが魚を冷やすとどうなるか?という事を知らない場合、それを不思議に思わないという状況がそこにありました。

魚を冷やす事で鮮度が保たれ、腐る事も無く、非常に美味しいという事を実際に見せる所から始めたといいます。

日本でも昔は氷を製造する技術がなく冷蔵庫も普及しておらず、当時は天然の氷を専門の職人が手に入れ各家庭に配っていました。大きな氷を手押し車に乗せて各家庭にある氷冷蔵庫へと氷を配達していました。そうした時代よりも更に過去の「冷やす」文化が浸透していない場所に、三菱電機さんは冷蔵庫を普及させようと試みたのです。

インドネシアでは市場や漁師から魚を仕入れバイクに乗せて魚をユーザーに届けていくという販売法があり、このバイクに冷蔵庫を設置出来ないかと考えました。バイクに乗っているバッテリー電源を使った小型冷蔵庫で輸送時も冷やせるものを開発出来ないか?というアイディアは非常に困難を極め、バイク独特の振動や日差しによる試作冷蔵庫への太陽熱の問題、バイクに合わせた形状等、高い技術とアイディアが求められました。

しかしながら三菱電機さんはこれを克服し宅配バイクに冷蔵庫を設置する事に成功していきます。これによってそれまで魚は時に腐っているもの、鮮度は
配送すれば悪くなるのが当たり前だったものが新鮮なままで食べられるようになったのです。こうした結果、在庫を腐らせるリスクが減り、食中毒が無くなり、SDGsの中の貧困を無くすという目標と健康を守るという項目を見事に一つ解決したのです。

これを実現するには大変な努力と熱意があった事でしょう。

家電開発の技術があったからこそ成しえた事ですが、当時の鮮魚を取り巻く状況を理解し解決したいという思い、自分達が出来る事は何かを考えて実行した事に大きな敬意を表したいと思ってしまいます。素晴らしい試みの一つですね。

 

事故循環リサイクルでSDGs

©三菱電機

 

リサイクルはSDGsの提案の中でも非常に重要な項目の一つです。

リサイクルをする事によって多くの人々の意識が変わり、同時に資源の保護、地球環境の保護にも繋がるもので、他の提案と関りが深いものの一つだからですが、実際問題としてリサイクルを行うには全ての人が事前に分別する事を心掛け、尚且つ適正なリサイクル技術、リサイクル専門技術、人材を要し、リサイクルをしたいと考えても困難な問題も山積しているのが現実となっています。

三菱電機さんでは高い技術を持っている事から、現在のようにリサイクル意識が高くなる以前の1999年から既にリサイクル意識を高く掲げ、実践する試みを開始してきました。業界で最も早くリサイクルを行動に移した事は素晴らしい事ですね。

また三菱は大きな企業で多くの技術を要する事から、リサイクル事業を開始する時点で、回収した家電を粉砕する会社と分別して、リサイクルする会社を専門的にわけて稼働しています。そうする事で自社で製造した製品を新たに製造する製品の原材料として、ハイクオリティで再生する事に成功したのです。そのクオリティは全くの新しい状態の原材料と同じレベルで、最も多い素材であるプラスチックを再度自分達の新製品に使用しクオリティを落とすことなく再生する事に成功しているのです。

自社内で材料を回転させ循環していく事は、無駄な新たな材料を減らし、地球環境・資源の枯れを防ぐのに大きく貢献しています。家電メーカーがこうした取り組みを自ら提案し実行し結果を出す。こうした取り組みをする企業が増えていけば、素晴らしい事ですね。

特に規模の大きな製造メーカーは製造数が多く、資源の利用量も多いもの。環境に影響を与えるだけに効果は大きなものと言えます。

 

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